三河島にあるホルモンの名店。
引っ越したら、毎日のようにでも通おうと思っていましたが、
近くにあると思うと、意外に足が伸びないものですね。
たぶん我が家から歩いて7、8分ぐらいの距離。
へべれけに酔っても、楽勝で帰れるのが嬉しいです。
と、思っていたところへ、支店オープンの知らせ。
ついつい浮気して、そちらのほうから行ってしまいました。
まあ、日暮里も歩けない距離じゃないですしね。
三河島の便利な点。日暮里も西日暮里も徒歩圏です。
あと、町屋、三ノ輪あたりも余裕で歩けるでしょうね。
いずれ散策しに行こうと目論んでおります。
さて、オープンしたばかりの「山田屋日暮里店」。
駅前にそびえるステーションガーデンタワーの中なんですね。
駅から直結という、実に便利な立地です。
近隣にも和風居酒屋、インド料理店など飲食店多数。
その中でも圧倒的に混んでいたのが「山田屋」でした。
オープン直後とはいえ、平日の夜で満員はすごい。
8時前後に行ってしまったため、しばらく待つほどでした。
ようやく座れてビールを頼み、ざざっと料理も注文します。
メニューは本店とほぼ同じですが、日暮里オリジナルもある模様。
これはオリジナルかなぁ、これは本店にもあったかなぁ、と、
記憶を頼りに、定番メニュー、新メニューを選んでいきます。
冒頭の写真は、和風のユッケ。
そばつゆ風の醤油ダレで下味がつけられており、
ワサビと大根おろしで頂く、さっぱり味のユッケです。
こちらは本店でも定番のテール蒸し。
とろーりとろけるテール回りの肉を塩コショウでシンプルに。
焼き物メニューは、まず豚の面脂から。
脂たっぷりでジューシーな豚の顔肉です。
口の中でザジュッと弾ける脂の味がたまりません。
脂の乗った赤センはやはり美味。
残念なことにミノサンドがすでに品切れだったので、
上ミノ(手前)を代わりに注文。奥は豚のハラミです。
韓国だったらカルメギサルと呼ばれる部分ですね。
なんちゃってフォアグラの名前がついていた牛の胸腺。
似ているといわれれば、確かに似ている気も。
ちなみにメニューにはなんちゃってエンガワというものもあり、
この日は頼みませんでしたが、これは豚の胃袋の刺身。
こちらのほうが「確かに似ている!」と思ったかも。
ていうか、僕のフォアグラ経験値が少ないからかもですけどね。
しかるべき人が食べれば、「ん、フォアグラ!」になるのかも。
純粋にホルモンとして食べれば、甘味が濃厚でうまいです。
ロースターは本店と同じものを使っているようですが、
煙がほとんど出ていないのが、新店ならではでしょうか。
煙もくもく、というのが本店の魅力でもありますが、
その煙がちょっと、という人には嬉しい選択肢でしょう。
昔ながらの雰囲気を楽しむのなら三河島の本店に。
ちょっとオシャレに楽しむのなら日暮里の支店に。
それぞれに使える、というのは便利ですよね。
口の中をサラダでさっぱりさせつつ……。
さらにホルモンを追加していきます。
脂の乗った牛ハラミに……。
ヤン(牛の第1胃)。
シメは名物であるモムクク(メニュー表記はモンク)。
つい先日も済州島から素材を持ち帰って作りましたが、
ホンダワラという海藻を加えた豚の濃厚スープです。
これが食べられるというのも本当に貴重なんですよね。
かつて済州島では祝い事のあるときにのみ作られたご馳走です。
こちらは日暮里店オリジナルの冷麺。
これでもか、というぐらいにコラーゲンが入っているそうです。
スープはとろとろというか、ほとんどゼリー状。
麺をすすると、ゼリーのようなスープが一緒に流れこんできます。
食感の面白さという意味では、個性的な一品。
なるほど、こういう冷麺もあったかと、驚きました。
といった感じに、新しい「山田屋」を堪能してきました。
支店の雰囲気もいいですし、さりとて本店の雰囲気も捨てがたい。
同行者やその日の気分によって、行ったり来たりがいいですかね。
せっかく近くにいるので、どちらも通いたいと思います。
店名:山田屋日暮里店
住所:東京都荒川区西日暮里2-25-1ステーションガーデンタワー3階
電話:03-3806-8929
営業:17:00~23:00(火~土)、12:00~20:00(日)
定休:月曜日
<過去の関連日記>
(03月10日)三河島「山田屋」でホルモン三昧&モムクク。
▲(2006年)
▼(2007年)
(11月10日)三河島「山田屋」でホルモン&昼ビール。
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